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Word VBAでファイルを開くダイアログボックスを表示する

動作検証バージョン:Windows 11 Home + 64bit Word バージョン 2505(ビルド18827.20128クイック実行)

「word vba ファイルを開くダイアログ」
といった検索キーワードでアクセスがありました。

ファイルを開くダイアログボックスを表示するWord VBAのコードを調べていらしたのでしょう。

ファイルを開くダイアログボックスを表示するサンプルマクロ

以下のWordマクロを参考にしてください。

Sub WordVBAでファイルを開くダイアログボックスを表示する()

 With Application.FileDialog(msoFileDialogFilePicker)
  .AllowMultiSelect = False
  
  With .Filters
   .Clear
   .Add Description:="通常のWordファイル", Extensions:="*.doc; *.docx"
  End With
  
  If .Show Then
   Documents.Open FileName:=.SelectedItems(1)
  End If 
 End With

End Sub

実行すると、拡張子が「.doc」と「.docx」のファイルだけが表示されるファイルを開くダイアログボックスが表示されます。

サンプルマクロで行っている処理

Word.ApplicationオブジェクトのFileDialogプロパティの引数に、定数msoFileDialogFilePickerを指定して、

 With Application.FileDialog(msoFileDialogFilePicker)

Office.FileDialogオブジェクトへの参照を取得します(この時点ではまだダイアログボックスは表示されません)。

Office.FileDialog.AllowMultiSelectプロパティにFalseを指定することで、複数ファイルを選択できない状態にします。

  .AllowMultiSelect = False

Office.FileDialog.Filtersプロパティで、Office.FileDialogFiltersコレクションを取得して、

  With .Filters

Office.FileDialogFilters.Clearメソッドで、適用されているフィルターを解除しておいてから、

   .Clear

表示されるファイルの種類を限定するフィルターを設定しています。

   .Add Description:="通常のWordファイル", Extensions:="*.doc; *.docx"

ここまで設定しておいてから、Office.FileDialog.Showメソッドでダイアログボックスを表示します。
そして[OK]ボタンが押されたら、

  If .Show Then

拙著『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門(1): Document・Range・Selectionの基本編』でも解説している、Documents.Openメソッドの引数FileNameにダイアログボックスで指定されたファイルのパスを指定することで、

   Documents.Open FileName:=.SelectedItems(1)

Wordファイルを開いています。

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