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絶対参照なしで九九表を作るには-SEQUENCE関数・スピル範囲演算子

動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit Excel(バージョン2009 ビルド13231.20390 Microsoft Store)

NewsPicksのプロモーション動画『DXを叫ぶ前に「エクセル」の基礎を学ぶ』で、絶対参照(複合参照)を使わずコピー&ペーストやオートフィルも行わずに九九表を作成する様子が、4分6秒あたりから紹介されています。

無料動画内では、一瞬で九九の表が作成される操作や、A6セルに「99」を入力するだけで99×99の表になる様子が見られますが、より重要なA7・B6セルにどのような式を入力しているのかのかは見られません。

そこで、SEQUENCE関数などが使える最近のExcelを使って、絶対参照等を使わない九九表の作り方を動画にしました。→ YouTube「最近のExcelで絶対参照なしで九九表を」


※SEQUENCE関数が使えないバージョンのExcelの場合、この操作はできません。

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絶対参照を使わない九九表の作り方

動画では以下のような操作を行っています。

▼操作概要:九九表を作成する
※A6セルに作成する表のサイズを入力し、A7セル以下に1以上の連続する整数とB6セルから右に1以上の連続する整数をSEQUENCE関数で表示し、B7セルから右下方向に九九表を作成する例
A6セルに「9」を入力
 ↓
A7セルに
  =SEQUENCE(A6, 1)
と入力
 ↓
B6セルに
  =SEQUENCE(1, A6)
と入力
 ↓
B7セルに
  =A7#*B6#
と入力

NewsPicksの無料動画で見える操作や挙動から、私は以上のような数式がA7・B6セルに入力されていて、A6セルに入力されている表のサイズを指定する数値は、フォントの色を背景色と同じにするなどの方法で見えなくしているのだろうと、考えています(違うかもしれません)。

以上のような数式が入力されているときに、A6セルの値を「99」に変更すれば、99×99までの掛け算の表がいきなり表示されます。

九九表作成で利用している数式について

A6セルに入力した数値は、作成する表のサイズを指定するためのものです。「9」を入力すれば 9×9 の表、「10」を入力すれば 10×10 の表、「99」を入力すれば 99×99 の表になります。

A7・B6セルに入力するSEQUENCE関数は、最近のExcelでのみ使える新しい関数の一つです。

例えば、
  =SEQUENCE(5, 1)
と入力すると、縦に1・2・3・4・5と連続した整数が入力され
  =SEQUENCE(1, 5)
と入力すると、横に1・2・3・4・5と連続した整数が入力されます。

以上のような方法で作られたデータを参照する新しい演算子が、B7セルの掛け算で利用している、
  =A7#*B6#
「#」です。

この「#」を英語では、「Spilled range operator」と呼んでいます。2020年10月時点でマイクロソフトのサイトでは「Spilled range operator」を直訳した「こぼれた範囲の演算子」としていますが、「スピル範囲演算子」が定着していくのかなと想像しています。

最終更新日時:2020-11-20 06:26

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