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ISERROR関数とISBLANK関数の違い

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「ISERROR ISBLANK 違い」
といった検索キーワードで、時折アクセスがあります。

ExcelのISERROR関数とISBLANK関数の違いが、まだ明確になっていない方による検索です。

こういった疑問を持つ方は、
  =IF(ISERROR(A1), 〇〇, ××)
  =IF(ISBLANK(A1), 〇〇, ××)
のように、IF関数の第1引数でISERRORやISBLANKを使った例は知っているものの、ISERROR関数・ISBLANK関数を単独では使ったことがないはずです。

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IF関数と、ISERROR関数やISBLANK関数を組み合わせた、
  =IF(ISERROR(A1), 〇〇, ××)
  =IF(ISBLANK(A1), 〇〇, ××)
といった数式を、慣用句のように暗記するのではなく、ISERROR・ISBLANKそれぞれが、単独で何をする関数なのかを明確に意識しましょう。

ISERRORとISBLANKの違い

ISERROR関数・ISBLANK関数は、テストする対象を引数に指定し、テストした結果をTRUEまたはFALSEという論理値で返すという点では、よく似た関数です。

違いは、何をテストするかです。
何をテストするかが、関数名になっています。

ISERRORは引数に指定された対象がエラー(error)かどうか、
ISBLANKは引数に指定された対象が空白(blank)かどうか、テストします。
ISERRORはテストした対象がエラーのときにTRUEを、
ISBLANKはテストした対象が空白のときにTRUEを、返します。

ISERROR関数・ISERROR関数は、TRUEまたはFALSEいずれかの論理値を返すだけの関数です。セルに論理値を表示させるのではなく、何らかの文字列を表示させたいときなどに、IF関数を組み合わせて、
  =IF(ISERROR(A1), TRUEの処理, FALSEの処理)
  =IF(ISBLANK(A1), TRUEの処理, FALSEの処理)
といった数式にするわけです。

ISERRORとISBLANKの違いを確認しよう

IF関数を使わない、ISERROR関数・ISBLANK関数のみを使う数式を自分で入力して、違いを意識しましょう。

ISBLANK関数の確認

空白かどうかを判定するISBLANK関数から確認するのがおすすめです。

A2セルに
  =ISBLANK(A1)
と入力してください。
A1セルが空白かどうかを判定するだけの数式です。

A1セルが空白ならばTRUEが表示され、

数値でも日時でも文字列でも、A1セルに何らかのデータを入力すれば空白ではなくなるので、A2セルにFALSEが表示されます。

ISERROR関数の確認

つづいてISERROR関数の挙動を確認しましょう。

A2セルの数式を
  =ISERROR(A1)
に変更します。

A1セルに何も入力されていなくても、何らかの正常データが入力されていても、FALSE表示から変化はありません。

A1セルにエラーとなる数式を入力してみましょう。
  =1/0
#DIV/0!エラーの発生する数式を入力すると、ISERROR関数の入力されているA2セルの表示がTRUEに変化します。

ISERROR関数は、引数に指定されたテスト対象がエラーのときにTRUEを返す関数だからです。

ISERRORとISBLANKの役割

ISERRORは引数に指定された対象がエラーかどうかをテストして、エラーだった場合に論理値TRUEを返す関数です。

ISBLANKは引数に指定された対象が空白かどうかをテストして、空白だった場合に論理値TRUEを返す関数です。

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