Excelの[標準]ツールバーには、ピボットテーブルウィザードを起動するための[ピボットテーブルとピボットグラフレポート]ボタンが隠されていて、ピボットテーブルをよく利用するのであればこのボタンを表示させておく方が便利である、ということをご紹介しました。
同様に、オートフィルタを利用する場合に便利なボタンが[標準]ツールバーには用意されています。
オートフィルタをご利用になっている方は以下の手順で表示させ、利用してみてはいかがでしょう。
◆Excel 2002,2003の場合
[標準]ツールバー−[ツールバーオプション]ボタンをクリック
↓
ドロップダウンメニュー[ボタンの表示/非表示]
−[標準]−[オートフィルタ]をOnに
[標準]ツールバー−[その他のボタン]ボタンをクリック
↓
ドロップダウンメニュー[ボタンの表示/非表示]
−[オートフィルタ]をOnに
[ピボットテーブルとピボットグラフレポート]ボタンを表示させるのと、基本的な操作手順は同じです。
[ツールバーオプション][その他のボタン]ボタンというのは、非常に小さいのですが、ツールバーの右端にある[▼]のボタンです。
上記の手順で表示された[オートフィルタ]ボタンは、以下のような点が便利です。
通常、オートフィルタで完全一致するデータを抽出するには、フィールド見出しに表示されたオートフィルタの[▼]ボタンをクリックして表示されるドロップダウンリストから該当データを選択するか、[オートフィルタオプション]ダイアログで抽出条件を指定する必要があります。
ドロップダウンリストを利用するのならば、
- [▼]ボタンのクリック
- ドロップダウンリストから抽出したいデータを探す
- ドロップダウンリストから抽出したいデータをクリック
[オートフィルタオプション]ダイアログを利用する場合、更に操作手順は増えます。
ところが[標準]ツールバー−[オートフィルタ]ボタンを利用すると、以下のような手順で済んでしまいます。
- ワークシート上の抽出したいデータの入力されたセルを選択
- [標準]ツールバー−[オートフィルタ]ボタンをクリック
「お、これと同じデータはどれくらいあるんだろう?」
ということで抽出するという場面が少なくありません。
こんなときに[▼]ボタンをクリックして表示されるドロップダウンリストから、データを探すよりは[オートフィルタ]ボタンを利用する方がはるかに簡単なはずです。
なお、オートフィルタの設定されていないワークシート上で[オートフィルタ]ボタンをクリックした場合、オートフィルタの設定&データ抽出までを一気にやってくれます。
オートフィルタ機能をよく利用しながら[標準]ツールバー−[オートフィルタ]ボタンをご存知なかった方は是非一度お試しください。
オートフィルタをよくご利用になるのならば、[すべて表示]ボタンも是非利用されるといいと思います。[すべて表示]ボタンの作成については以下のネタでご紹介していますので、ご参照ください。
- Newer:デフォルトフォントの設定ができない
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