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CSVファイルを開くと「001」が「1」になってしまう

対象:Excel97,Excel2000,Excel2002,Excel2003

CSV(Comma Separated Values)ファイルをExcelで開いた方から、必ずと言っていいほどいただく質問があります。

「001」が「1」になってしまうのは何故ですか?
といったご質問です。

例えば北海道の郵便番号は「060xxxx」「001xxxx」というように先頭が「0」なわけですが、「0640941」と頭に「0」のついたデータの含まれるCSVファイルを、Excelで開くと「640941」と頭の「0」がない状態になってしまいます。
これはどうしてなのか?どうすれば回避できるのか?というご質問です。

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どうしてなのかについてはExcelの仕様と申し上げるしかありません。
Excelのセルに「001」と入力してみてください。「1」と表示されるはずです。

これを回避するためには、[セルの書式設定]ダイアログで先頭が「0」の数字を文字列と認識させる設定をする必要があります。

CSVファイルをExcelで開く場合も、同様の考え方をする必要があるのです。
▼操作手順:先頭が「0」の数値を文字列と認識させてCSVファイルを開く
Windowsエクスプローラやフォルダウィンドウで、
CSVファイルの拡張子を「.csv」から「.txt」に変更
 ↓
Excelのメニュー[ファイル]−[開く]をクリック
 ↓
[ファイルを開く]ダイアログ−[ファイルの種類]コンボボックスで、
「テキストファイル(*.prn;*.txt;*.csv)」を選択
 ↓
先に拡張子を「.txt」に変更したファイルを選択し、[開く]ボタンをクリック
 ↓
[テキストファイルウィザード−1/3]ダイアログ−[元のデータ形式]欄で、
「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」オプションボタンをOnにして[次へ]ボタンをクリック
 ↓
[テキストファイルウィザード−2/3]ダイアログで、
[区切り文字]−[カンマ]チェックボックスをOnにし、
[次へ]ボタンをクリック
 ↓
[テキストファイルウィザード−3/3]ダイアログ−[データのプレビュー]欄で、
頭の「0」を表示させたいフィールドを選択後、
[列のデータ形式]欄で「文字列」オプションボタンをOnに
 ↓
[データのプレビュー]欄で、
選択していたフィールドの上部に表示されている文字列が、
「G/標準」から「文字列」になったことを確認
 ↓
[テキストファイルウィザード−3/3]ダイアログ−[完了]ボタンをクリック

拡張子を「.csv」から「.txt」に変更するのは、Excelがインストールされているパソコンでは、「.csv」という拡張子がExcelと関連づけされているために、「.csv」ファイルを開く場合に[テキストファイルウィザード]が表示されないのを回避するためです。

その後はファイルを開く操作で、[テキストファイルウィザード−3/3]が一番のポイントです。この操作が[セルの書式設定]ダイアログで、[文字列]を指定するのと同じことをしていることになります。

ExcelでCSVファイルを利用する場合に、必須と言っていい操作ですので、他のシステムで出力されたCSVファイルをExcelで利用するということが業務内であるという方は是非しっかり習得してください。

関連語句
数字の前に0表示, 0を表示したい, 0で桁をそろえる, ゼロサプレスしない, 頭のゼロを表示する, 始めのゼロが表示されない, 上位のゼロを表示したい, 文字列のゼロを表示する, 数字を2桁で表示したい, csvの読み込み, CSV読込時ゼロを表示, CSVファイル読込, CSVで0を表示

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