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Fontをローカルウィンドウから操作してみよう

動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit Excel(バージョン2008 ビルド13127.20408 Microsoft Store)

Excel VBAのオブジェクトを理解するには、オブジェクト変数に参照を代入しローカルウィドウでオブジェクト変数の中身を確認することや、設定可能なプロパティの値を変更してオブジェクトを操作してみることが有効です。

しかしExcel VBAの主要なオブジェクトには、大量のプロパティが用意されている場合が多く、オブジェクト変数の中身を初めてご覧になった方にとっては、オブジェクトの全体像を把握し辛いというデメリットがあります。

そんなオブジェクトの中で、プロパティの数が多すぎずイメージをつかみやすいのが、拙著『いちばんやさしいExcel VBAの教本』のLesson 61「Rangeオブジェクトの下位オブジェクトについて学習しましょう」でも触れているFontオブジェクトです。

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オブジェクトの概念がよくわからない、オブジェクト変数がよくわからないという方は、Fontオブジェクトをローカルウィンドウから操作してみることをおすすめします。

Fontオブジェクトを意識するサンプル

以下のような、Font型のオブジェクト変数に代入を行うだけのSubプロシージャをまずは用意してください。

Sub Fontオブジェクトを意識しよう()
 Dim fon As Font
 Set fon = Range("A1").Font
End Sub

A1セルに文字列を入力した状態で上記のSubプロシージャをステップ実行し、オブジェクト変数fonを通じて、A1セルのフォント設定を変更できることを確認しましょう。

上記のSubプロシージャを、ステップ実行してSizeプロパティ・Italicプロパティをローカルウィンドウから設定する様子を動画にしていますので、ご覧ください。→ YouTube「ExcelVBAのFontをローカルウィンドウから操作してみよう」

Subプロシージャから設定するなら、
  fon.Size = 20
  fon.Italic = True
といったコードを、ローカルウィンドウから設定しているわけです。

動画ではSizeプロパティとItalicプロパティのみを変更していますが、他のプロパティも操作してみてください。

そして、このように取得・操作できるプロパティを持っているのが、フォントを表すFontオブジェクトであることを意識しましょう。

イメージを広げよう

ここで操作したFontオブジェクトは、拙著でもお伝えしているとおりセルを表すRangeオブジェクトの下位オブジェクトであることを意識し、RangeオブジェクトのFontプロパティでFontオブジェクトを取得できることを確認しましょう。

更には、ここではFontオブジェクトを操作しましたが、他のオブジェクトも同様に操作できることも意識してください。

こういった操作や意識化を繰り返すことで、オブジェクトの概念は少しずつわかってきます。

最終更新日時:2020-10-01 10:02

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