「Selection オブジェクトの TypeText メソッド」
という検索キーワードでアクセスがありました。
Word VBAの、Selectionオブジェクトに用意されているTypeTextメソッドについて、
調べていた方による検索です。
Selection.TypeTextを利用するサンプル
SelectionオブジェクトのTypeTextメソッドを使うと、引数に指定した文字列をカーソル位置に入力できます。Selection.TypeText "★サンプル文字列★"
End Sub
上記のSubプロシージャを実行すると、アクティブなWord文書でカーソルのある位置に「★サンプル文字列★」という文字列が入力されます。
オブジェクトブラウザーで定義を確認しましょう
Selection.TypeTextがどのようなメソッドなのか、拙著『いちばんやさしいPowerPoint VBAの教本』でも繰り返し行っているように、オブジェクトブラウザーを使って確認しましょう。
オブジェクトブラウザーのクラスペインで「Selection」を選択して、メンバーペインで「TypeText」を選択すれば、
詳細ペインで「Sub TypeText(Text As String)」と定義されていることを
確認できます。
詳細ペインの
Sub TypeText
という表示から、戻り値のないメソッドであることがわかり、
(Text As String)
という表示から、「Text」という名前のString型の引数を必ず指定しなければならないことが読解できます。
RangeオブジェクトにTypeTextメソッドはない
Word VBAのRangeオブジェクトには、Selectionオブジェクトと同じようなプロパティ・メソッドがかなり用意されています。
しかしTypeTextメソッドはRangeオブジェクトにはありません。
もしもRangeオブジェクトにもTypeTextメソッドが存在していたなら、メンバーペインで「TCSCConverter」と「WholeStory」の間に「TypeText」が表示されているはずです。
最終更新日時:2020-06-07 17:19
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