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Word VBAのSelection.TypeTextメソッドとは

動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit Word(バージョン2004 ビルド12730.20270 Microsoft Store)

「Selection オブジェクトの TypeText メソッド」
という検索キーワードでアクセスがありました。

Word VBAの、Selectionオブジェクトに用意されているTypeTextメソッドについて、

調べていた方による検索です。

Selection.TypeTextを利用するサンプル

SelectionオブジェクトのTypeTextメソッドを使うと、引数に指定した文字列をカーソル位置に入力できます。
Sub sample()
 Selection.TypeText "★サンプル文字列★"
End Sub

上記のSubプロシージャを実行すると、アクティブなWord文書でカーソルのある位置に「★サンプル文字列★」という文字列が入力されます。

オブジェクトブラウザーで定義を確認しましょう

Selection.TypeTextがどのようなメソッドなのか、拙著『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門(1): Document・Range・Selectionの基本編』でも繰り返し行っているように、オブジェクトブラウザーを使って確認しましょう。

オブジェクトブラウザーのクラスペインで「Selection」を選択して、メンバーペインで「TypeText」を選択すれば、

詳細ペインで「Sub TypeText(Text As String)」と定義されていることを

確認できます。

詳細ペインの
  Sub TypeText
という表示から、戻り値のないメソッドであることがわかり、
  (Text As String)
という表示から、「Text」という名前のString型の引数を必ず指定しなければならないことが読解できます。

RangeオブジェクトにTypeTextメソッドはない

Word VBAのRangeオブジェクトには、Selectionオブジェクトと同じようなプロパティ・メソッドがかなり用意されています。

しかしTypeTextメソッドはRangeオブジェクトにはありません。

もしもRangeオブジェクトにもTypeTextメソッドが存在していたなら、メンバーペインで「TCSCConverter」と「WholeStory」の間に「TypeText」が表示されているはずです。

最終更新日時:2024-03-01 06:22

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