Office XPから採用されている新しい日本語入力方式のナチュラルインプットですが、どうもいまいちの評判の方が多く入ってくる印象があります。
ナチュラルインプットのアンインストールや削除ができないかというご質問もいただくのですけれど、レジストリを変更するなどの荒業は別としてどうやらできなさそうです。
が、ナチュラルインプットを使用しないようなモードに変更することができます。
日本語入力がOnの状態で[Ctrl]キー+[F10]キーを押す
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表示された日本語IMEのショートカットメニューから[プロパティ]を選択
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[Microsoft IME スタンダードのプロパティ]ダイアログ−[互換性]タブをクリック
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[詳細なテキストサービスを使用しない]オプションをOnにする
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[Microsoft IME スタンダードのプロパティ]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック
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コンピュータの再起動を求めるメッセージが表示されるので再起動する
この設定変更を行うと、IME 2000のような言語バーになり、ナチュラルインプットは選びたくても選びようがなくなります。
詳細なテキストサービスを停止すると、音声認識機能なども使えなくなるようですが、私の場合(Windows XP+MS-IME 2003/Windows 2000+MS-IME 2003)は設定を変更しても特に不都合は感じませんでした。
また、[Microsoft IME スタンダードのプロパティ]ダイアログ−[ツール]タブの[タスクバーに入れる]チェックをOnにしてやれば、タスクトレイの中に小さく収まってくれ画面がスッキリします。
ただしWindows XPの場合、タスクバーに中途半端な言語バーが残ってしまうことがあるようなので、その場合は以下の設定をしてください。[コントロールパネル]から[地域と言語のオプション]を起動
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[地域と言語のオプション]ダイアログ−[言語]タブをクリックして、[詳細]ボタンをクリック
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[テキストサービスと入力言語]ダイアログ−[詳細設定]タブをクリック
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[システムの構成]−[詳細なテキストサービスをオフにする]チェックをOnにし、[OK]ボタンをクリック
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[地域と言語のオプション]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック
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コンピュータの再起動を求めるメッセージが表示されるので再起動する
言語バーがタスクトレイの中に小さく納まってしまうと、はじめのうちは使いにくく感じるかもしれませんが、各種切り替えは[Ctrl]+[F10]キーを使ってIMEのショートカットメニューを表示させればできてしまうので、慣れてしまえば問題ないんじゃないかと思っています。
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