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「わかる」と「できる」

教えるということに関わっていると「わかる」と「できる」について考えざるを得ません。
どのような学習対象でも「わかる → できる」の順序で学びが進む、と考えている方が、どうやら少なくないようです。
必ず「わかる → できる」という順序が成立するならば、「できる」ことで「わからない」ことは存在し得ないはずです。
そんなことは勿論ありません。

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分数の割り算をわかっているのか

分数の割り算が、その一例です。
割るほうの分数の、分母と分子をひっくり返して掛け算すれば、分数の割り算はできます。
この記事を読んでいる方の多くがこのことを知っていて、できるはずです。
ではなぜ、割るほうの分数の分母と分子をひっくり返して掛け算すればいいのでしょうか?
この疑問について答えられる人が、本当の意味で、分数の割り算をわかっているといえるのではないかと思うのです。
多くの人は、分数の割り算はひっくり返して掛け算すればできることをわかっているに過ぎないと思うのです。

できるが少し先に訪れる例

「できる」が「わかる」より少し先に訪れる例もあります。
Excelの使い方を教える立場からは、Excelの複合参照がその一例だとよく感じます。
絶対参照がわかっている方であっても、複合参照の説明を聞いただけで理解できる人は多くはありません。
よくわからないまま、とりあえず複合参照の式を入力して、縦方向と横方向へのコピーを行うと、複合参照を利用して簡単に表を作成できます。
このできた表を見て、複合参照を「わかる」状態が訪れるケースがほとんどだと感じています。

ほとんどのことはできるけれどわかっていない

私はできるけれど、わからないものがほとんどだと思っています。
学校教育などの一部の学習項目が「わかる → できる」の順になっているに過ぎないと思っています。
学校教育で扱われる図形問題の補助線の引き方をわかっているのでしょうか。
学校教育でも扱われる泳ぎ方をわかっているのでしょうか。
学び方をわかっているのでしょうか。
わかるとはどういうことかわかっているのでしょうか。

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