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「サブトータル関数 103」
「エクセル SUBTOTAL 103」
といった検索キーワードで、このサイト『インストラクターのネタ帳』へのアクセスが、割とあります。

誰かが作ったExcelファイルを引き継ぐことになった方による検索でしょうか。
いずれかのセルに「=SUBTOTAL(103, 〇〇)」といった数式が存在しており、その意味を調べていたのでしょう。

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SUBTOTALは集計を行う関数

SUBTOTALは集計を行うための関数です。

どのように集計するかは、第1引数で指定します。

SUBTOTAL(103, 〇〇)はデータの個数をカウント

第1引数に「103」または「3」が指定された場合には、データの個数をカウントします。

具体例を確認しましょう。
▼操作概要:SUBTOTAL関数でデータの個数をカウントする
※C4:C8セルに入力されているデータの個数をカウントして、C1セルに表示する例
C1セルに、
  =SUBTOTAL(103, C4:C8)
という数式を入力する

テストの得点と性別が一覧になっているとイメージしてください。

上図のような状況であればC1セルに5が表示されます。

COUNTA関数との違い

Excelには、データの個数をカウントするためのCOUNTA関数が用意されています。

COUNTA関数を使ったカウントと、SUBTOTAL関数を使ったカウントには、フィルタリング等を行った場合の違いがあります。

先ほどの例でD2セルに、
  =COUNTA(C4:C8)
という数式を入力して、性別「f」でフィルターをかけると下図のようになります。

COUNTA関数は表示されていないデータも含む全データのカウントを行うのに対し、SUBTOTAL関数では抽出されたデータの個数だけが表示されます。

手入力すれば引数の意味はわかる

最近のExcelでは、関数を手入力する際のサポート機能が充実しています。

SUBTOTAL関数も、セルで手入力を開始すると、下図のように引数のヒントがドロップダウン表示されます。


SUBTOTALの引数103と3の違い

最近のExcelでは、SUBTOTAL関数の第1引数に、「103」または「3」を指定したときに、データの個数を取得できます。

103と3の違いは、[行の非表示]を実行したときに違いが見えます。
103は非表示行のデータは含まず、3は非表示行のデータを含みます
(紛らわしいのですが、フィルタをかけた場合は、いずれも含みません)

例えば、下図はidが「2」の、5行目を非表示にした状態です。

「=SUBTOTAL(103, C4:C8)」の入力されているC1セルには非表示行は含まない「4」が表示され、「=SUBTOTAL(3, C4:C8)」の入力されているD1セルには非表示行も含む「5」が表示されています。

最終更新日時:2018-09-26 19:04

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