YEAR関数を使うと、日付データ・シリアル値から年だけを取り出すことができることをご紹介しました。
データとして年が必要な場合は、YEAR関数を使う必要がありますが、単純にセル上に年だけを表示したいということもあります。
このサイト・インストラクターのネタ帳でも
「エクセルで年だけを表示したい」
といった検索を見かけることがあります。
この場合、Excelをちゃんと使えている方にはお馴染みの［セルの書式設定］ダイアログで設定すれば、OKです。
［セルの書式設定］ダイアログ−［表示形式］タブの［分類］欄で「日付」を選択すると、さまざまな表示形式があり、年と月をだけを表示するような書式も用意されています。
年だけを表示するユーザー定義書式
しかし、年だけを表示するような書式は用意されていませんので、ユーザー定義書式を設定しましょう。※「2010」といった表示にする例
［Ctrl］キー＋［1］キーを押す
↓
［セルの書式設定］ダイアログ−［表示形式］タブを選択
↓
［分類］欄で「ユーザー定義」を選択
↓
［選択］欄に「yyyy」と入力
↓
［セルの書式設定］ダイアログ−［OK］ボタンをクリック
上記の操作手順は、［セルの書式設定］ダイアログの表示に、ショートカットキー［Ctrl］＋［1］を利用していますが、右クリックをして表示されるショートカットメニューから［セルの書式設定］を選択したり、メニューやリボンから表示しても勿論OKです。
サンプルファイル
▼サンプルファイル（003747.xls 16KByte）ダウンロード
サンプルファイルのA1:A10セルには、TODAY関数を使って今日の日付が自動的に入力されるようにして、さまざまなユーザー定義書式を設定して
二〇一〇年
平成二十二年
平成弐拾弐年
といったちょっとマニアックな表示も含めて年だけを表示させてあります。
B1:B10セルにはどのような書式が設定されているのかを入力してあります。
［セルの書式設定］ダイアログ−［表示形式］タブで、どのような書式が設定されているか、セルにどんな表示が行われているか、などをご確認ください。
なお一部のセルについては、［セルの書式設定］ダイアログ−［表示形式］タブを確認していただくと「[$-411]」といった記号が付加されているものがあります。
これは日本語環境でWindowsを使っている場合、「[$-411]」を自分で入力しなくてもExcelがあとから勝手につけてくるものです。
「$-411とは？」というネタを既に公開しているので合わせてご参照ください。
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