Excel 2002・2003で今日より前の日付・今日以前の日付が入力されているセルの書式を自動的に変更する、条件付き書式の設定方法をご紹介しました。
[条件付き書式の設定]ダイアログで「セルの値が」を選択し、TODAY関数と「=TODAY()」と比較して、今日を含まない今日よりも前なら「次の値より小さい」、今日を含んだ今日以前なら「次の値以下」を指定するという方法でした。
条件付き書式機能が大きく変更になっている、Excel 2007・2010で同様のことを行う方法をご紹介します。
新しい書式ルールで今日以前の日付の書式を変更する条件付き書式を設定する
考え方は2003までのExcelと同じですが、Excel 2007・2010の場合の具体的な操作手順は以下のとおりです。
※B2:B12セルに日付が入力されているときに今日以前の日付のセルの書式が自動的に変更されるようにする例 B2:B12セルを選択した状態で、
[ホーム]タブ
−[スタイル]グループ
−[条件付き書式]
−[セルの強調表示ルール]
−[その他のルール]をクリック
↓
[新しい書式ルール]ダイアログ
−[ルールの内容を編集してください]欄の
1つ目のコンボボックスで「セルの値」
2つ目のコンボボックスで「次の値以下」
を選択し
テキストボックスに「=today()」
と入力
↓
[新しい書式ルール]ダイアログ
−[書式]ボタンをクリックして書式を設定
↓
[新しい書式ルール]ダイアログ
−[OK]ボタンをクリック
[新しい書式ルール]ダイアログで下図のような設定をしてやれば、今日以前(今日を含む)の日付の書式が自動的に変更されます。
指定の値より小さいコマンドから今日より前の日付の書式を変更する条件付き書式を設定する
「今日より前」(今日を含まない)の日付という条件については、上記の手順で、[新しい書式ルール]ダイアログ−[ルールの内容を編集してください]欄の2つ目のコンボボックスで「次の値より小さい」を指定してもOKですが、別の設定方法も用意されています。
※A2:A12セルに日付が入力されているときに今日以前の日付のセルの書式が自動的に変更されるようにする例 A2:A12セルを選択した状態で、
[ホーム]タブ
−[スタイル]グループ
−[条件付き書式]
−[セルの強調表示ルール]
−[指定の値より小さい]をクリック
↓
[指定の値より小さい]ダイアログ
テキストボックスに「=today()」と入力
[書式]リストから書式を指定して
[OK]ボタンをクリック
[ホーム]タブ−[スタイル]グループ−[条件付き書式]−[セルの強調表示ルール]−[指定の値より小さい]をクリックすると、
[指定の値より小さい]ダイアログが表示されるので、下図のような指定をするという方法です。
条件付き書式にあまり慣れていない方の場合、先にご紹介した[新しい書式ルール]ダイアログでの操作より、[指定の値より小さい]ダイアログから設定するほうが簡単でしょうか。
▼サンプルファイル(003807.xls 28KByte)ダウンロード
サンプルファイルの「2007・2010」シートには、A7:B7セルにTODAY関数を入力して、その上下のセルに前後の5日ずつの日付が自動的に表示されるようにした上で、今回ご紹介した手順で条件付き書式を設定してあります。
比較のために「2003以前」シートには、先日ご紹介した2003までのExcelでの条件付き書式を設定してありますので、合わせてご確認ください。
最終更新日時:2018-12-31 04:29
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