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xlCellTypeConstantsで該当するセルが見つかりませんエラーになる

動作検証バージョン:Windows 11 Home + 64bit Excel バージョン 2403(ビルド17425.20000クイック実行)ベータチャネル

「excel xlCellTypeConstants エラーの場合」
「SpecialCells(xlCellTypeConstants) エラーになる条件」
「マクロ エラー SpecialCells(xlCellTypeConstants, 23).Select」
といった検索キーワードで時折アクセスがあります。

Excel VBAのコード「.SpecialCells(xlCellTypeConstants)」を実行したときに、どのような条件で

実行時エラー '1004':
該当するセルが見つかりません。

といったエラーが発生するのか、またこれを回避するにはどうすればいいのかを調べていた方による検索でしょう。

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xlCellTypeConstantsで実行時エラーの発生するサンプルマクロ

新規ワークシートがアクティブな状態で以下のExcelマクロを実行すると、

Set rng = Cells.SpecialCells(xlCellTypeConstants)

の行で、「該当するセルが見つかりません。」実行時エラーが発生します。

Sub xlCellTypeContstantsのエラーを確認する()
 Dim rng As Range
 Set rng = Cells.SpecialCells(xlCellTypeConstants)
 rng.Select
End Sub

そのワークシートに何らかのデータを入力して、再度上記マクロを実行すると、今度はエラーが発生することなく、データを入力したセルが選択されます。

SpecialCells(xlCellTypeConstants)とは

Rangeオブジェクトに用意されているSpecialCellsメソッドは、

セル範囲から特定のセルを見つけて、そのセルを表すRangeオオブジェクトを返すメソッドです。

Range.SpecialCellsメソッドの引数に、定数xlCellTypeConstantsを指定したときには、

データの入力されているセルを見つけてくれます。
データの入力されているセルが存在しないときには、「該当するセルが見つかりません。」実行時エラーが発生します。

先ほどサンプルマクロを実行したときに、新規ワークシートでは実行時エラーが発生し、データを入力してから再度実行すればエラーにならなかったわけです。

SpecialCells(xlCellTypeConstants)のエラーを回避する

「該当するセルが見つかりません。」エラーを回避するには、以下のような形にするのが一案です。

Sub xlCellTypeContstantsのエラーを回避する()
On Error GoTo ErrHandl
 
 Dim rng As Range
 Set rng = Cells.SpecialCells(xlCellTypeConstants)
 rng.Select

Exit Sub
ErrHandl:
 MsgBox "値の入力されているセルが見つかりません。"
 Err.Clear
End Sub

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