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動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit Excel(バージョン2210 ビルド15726.20202 Microsoft Store)

「Excel VBA SpecialCells xlLastCell xlCellTypeLastCell」
といった検索で、時折アクセスがあることに気がつきました。

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Excel VBAのRange.SpecialCellsメソッドの、

引数Typeに指定できる定数の、xlCellTypeLastCellと、

xlLastCellの違いを調べていらした方による検索です。

xlCellTypeLastCell・xlLastCellどちらでも結果は同じ

いずれも実際の値は「11」ですから、どちらを使っても結果は同じです。

Cells.SpecialCells(xlCellTypeLastCell)

でも、

Cells.SpecialCells(xlLastCell)

でも、最終セルを表すRangeオブジェクトを取得できます。

違いとしては、定数の定義されている列挙型です。

xlCellTypeLastCellは、XlCellType列挙型に
xlLastCellは、Constants列挙型に
それぞれ定義されています。

結果としては同じなのですが、そもそもRange.SpecialCellsメソッドは、

Function SpecialCells(Type As XlCellType, [Value]) As Range

と定義されていますから、XlCellType.xlCellTypeLastCellを使うべきでしょう。

マクロ記録でできるコードは違う

ちなみに、最終セルを選択する操作としては、ショートカットキーを使う操作と、[選択オプション]ダイアログボックスを使う方法があります。

この2つで、作られるコードは異なります。

ショートカットキー[Ctrl]+[End]では、

ActiveCell.SpecialCells(xlLastCell).Select

と、Constants.xlLastCellを使ったコードが作られます。

一方、[選択オプション]ダイアログボックスを使って最終セルを選択した場合には、

Selection.SpecialCells(xlCellTypeLastCell).Select

と、XlCellType.xlCellTypeLastCellを使ったコードが作られます。

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