INDEX関数とMATCH関数の、単独での使い方をご紹介しました。
この2つの関数を、組み合わせて使う方法をご紹介しておきます。
INDEX関数とMATCH関数を組み合わせる数式のサンプル
まずは、INDEX関数とMATCH関数を、それぞれ単独で使ったセルを利用する方法です。※A1・A2セルに入力された値を元に、セル範囲C11:I18から、該当する値を取得する例
B1セルに
=MATCH(A1, B11:B18, 0)
B2セルに
=MATCH(A2, C10:I10, 0)
B4セルに
=INDEX(C11:I18, B1, B2)
という計算式を入力する
▼サンプルファイル(003139.xls 95KByte)ダウンロード
サンプルファイルの「MATCH関数&INDEX関数」シートに上記の例が入力してあります。
これまでご紹介してきたMATCH関数とINDEX関数を一つのシートにまとめただけです。
「MATCH関数」シート
「INDEX関数」シート
にはこれまでご紹介した例が作成してあります。
しっかり見比べていただければ、特に変更を加えていないことをご理解いただけるでしょう。
最終的に必要な数式は、B4セルに入力された
=INDEX(C11:I18, B1, B2)
で、この数式の引数に渡す値を、一時的に作成するために
B1セルに
=MATCH(A1,B11:B18,0)
B2セルに
=MATCH(A2,C10:I10,0)
という数式を入力しています。
INDEX関数とMATCH関数を組み合わせた数式のサンプル
B1・B2セルの数式をB4セルの数式にまとめてしまうことも可能です。※A1・A2セルに入力された値を元に、セル範囲C11:I18から、該当する値を取得する例
B4セルに
=INDEX(C11:I18, MATCH(A1,B11:B18,0), MATCH(A2,C10:I10,0))
という計算式を入力する
入れ子になった数式を見慣れていないと、何をしているのかわからなくなってしまうかもしれませんが、
「=INDEX(C11:I18, MATCH(A1,B11:B18,0), MATCH(A2,C10:I10,0))」
という数式は、先にご紹介した
「=INDEX(C11:I18, B1, B2)」
という数式の
第2引数「B1」を「MATCH(A1,B11:B18,0)」
第3引数「B2」を「MATCH(A2,C10:I10,0)」
にしただけです。
この組み合わせた例を、いきなり示しているWebサイトも少なくありませんが、関数の入れ子に慣れていないうちに、組み合わせた数式を見てしまうと何をしているのかわからず、拒否反応が出てしまうという方が少なくないんじゃないかと危惧しています。
まずは、MATCH関数とINDEX関数をそれぞれ単独で使う例を理解して、それからINDEX関数の引数内でMATCH関数を利用する計算式に取り組むことをおすすめします。
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