動作検証バージョン:Windows 11 Home + 64bit Word バージョン 2403(ビルド17330.20000クイック実行)ベータチャネル

Word VBAのもっとも重要なオブジェクトRangeには、名前に「Story」を含むプロパティとメソッドが複数用意されています。
これらを眺めたかったので、簡単にまとめておきます。
名前にStoryを含むWord.Rangeのプロパティ
WordライブラリのRangeオブジェクトには、名前に「Story」を含む以下の3つのプロパティがあります。
| プロパティ名 | 戻り値 |
|---|---|
| NextStoryRange | Range |
| StoryLength | Long |
| StoryType | WdStoryType |
いずれも引数は指定できません。



NextStoryRangeはSeletionにはない
拙著『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門(1): Document・Range・Selectionの基本編』でも解説しているとおり、RangeオブジェクトとSelectionオブジェクトには同じプロパティ・メソッドがかなり用意されています。
しかし上記3つのプロパティの中で、NextStoryRangeプロパティだけはRangeオブジェクトにのみ存在し、Selectionオブジェクトにはありません。
NextStoryRangeプロパティは、StoryRanges経由でテキストボックスの文字列を取得するWordマクロで使っています。
名前にStoryを含むWord.Rangeのメソッド
WordライブラリのRangeオブジェクトには、名前に「Story」を含む以下の2つのメソッドがあります。
| メソッド名 | 引数 | 戻り値 |
|---|---|---|
| InStory | Range | Boolean |
| WholeStory | 無し | 無し |


- 『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門(1)』出ました。
- 『Word VBA入門』で紹介しているオブジェクトごとのプロパティ一覧
- 『Word VBA入門』で紹介しているオブジェクトごとのメソッド一覧
最終更新日時:2024-03-01 06:31
[スポンサードリンク]
Home » ワードマクロ・Word VBAの使い方 » Word.Rangeオブジェクト » 名前に「Story」を含むWord.Rangeのプロパティとメソッド

『インストラクターのネタ帳』では、2003年10月からMicrosoft Officeの使い方などを紹介し続けています。










