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段落罫線を設定するWord VBAのサンプル

動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit Word(バージョン2207 ビルド15427.20210 Microsoft Store)

「word vba 段落罫線」
という検索で、アクセスがありました。

Word VBAで段落罫線を操作するには

Word VBAで段落罫線を操作するには、段落を表すParagraphオブジェクト等に用意されているBordersプロパティで取得できる、

Bordersコレクションと

Bordersコレクションの要素オブジェクトであるBorderオブジェクトを使用します。

段落罫線を確認するサンプルマクロ

検索キーワード「word vba 段落罫線」だけでは、段落罫線の何を調べていたのかがわかりませんので、ヒントを得られそうなWordマクロをここではご紹介します。

Sub 段落罫線を設定する()
 With ActiveDocument.Paragraphs(1).Borders
  .Enable = True
  .OutsideLineWidth = wdLineWidth300pt

  .Item(wdBorderTop).LineStyle = wdLineStyleDot
  .Item(wdBorderBottom).LineStyle = wdLineStyleDashSmallGap

  .Item(wdBorderLeft).LineWidth = wdLineWidth600pt
  .Item(wdBorderRight).Visible = False
 End With
End Sub

アクティブ文書の先頭の段落罫線に注目しながら、ステップ実行してください。

コードを実行するにつれて、段落罫線が変化する様子を観察できます。

サンプルマクロで行っている処理について

上記のWordマクロでは最初に、アクティブ文書の1つ目の段落を表すParagraphオブジェクトのBordersプロパティを使って、段落罫線を表すBordersコレクションを取得しています。

With ActiveDocument.Paragraphs(1).Borders

次の、

 .Enable = True

を実行すると、段落の上下左右4方向の段落罫線が表示され、

次の

 .OutsideLineWidth = wdLineWidth300pt

を実行すると、下図のように太さが3ptに変更されます。


次の行からは、上・下・左・右の順で、段落罫線を操作します。

 .Item(wdBorderTop).LineStyle = wdLineStyleDot

を実行すると、上の段落罫線だけが点線になり、

次の

 .Item(wdBorderBottom).LineStyle = wdLineStyleDashSmallGap

で、下の段落罫線だけが破線になります。

つづく、

 .Item(wdBorderLeft).LineWidth = wdLineWidth600pt

を実行すると、左の段落罫線が6ptになり、

最後の

 .Item(wdBorderRight).Visible = False

で、右の段落罫線が非表示に設定されます。

Borders.OutsideLineWidthプロパティやBorder.LineWidthプロパティに指定している定数に「300」や「600」といった数字が表示されていますが、これらは「3.00」「6.00」の意味だと考えてください。

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