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Worksheet.SelectのReplace:=Falseとは

動作検証バージョン:Windows 11 Home バージョン22H2 + 64bit Excel(バージョン2304 ビルド163277.20134 クイック実行)

Excel VBAのWorksheet.Selectメソッドについて、

「Sheets(i).Select Replace:=False」
といった検索キーワードで時折アクセスがあることに気が付きました。
「sh.Select Replace:=False」
も、おそらく同じ疑問を持った方による検索でしょう。

「Replace:=False」とは何なのか調べていらしたのだろうと、私は想像しています。

Worksheet.Selectの引数Replaceの意味を確認するサンプルマクロ

複数のワークシートが存在するブックがアクティブな状態で、拙著『いちばんやさしいPowerPoint VBAの教本』でも多用しているショートカットキー[F8]で、以下のExcelマクロをステップ実行してください。

Sub Worksheet_Selectの引数Replaceを確認する()
 Worksheets(1).Select
 Worksheets(2).Select Replace:=False
 Worksheets(2).Select Replace:=True
End Sub

ステップ実行する際に、どのワークシートが選択されているかに注目です。
まず、

Worksheets(1).Select

を実行すると、1枚目のワークシートのみが選択された状態になります。

次の

Worksheets(2).Select Replace:=False

を実行すると、1枚目と2枚目のワークシートが選択された状態になります。

つづく

Worksheets(2).Select Replace:=True

を実行すると、2枚目のワークシートのみが選択された状態になります。

Selectの引数Replaceは選択済の選択状態を解除するかどうかを指定

WorksheetオブジェクトのSelectメソッドの引数ReplaceにFalseを指定すると、

選択済みのワークシートの選択状態を解除せず、選択を行います。

Worksheets(2).Select Replace:=False

を実行したときに、1枚目と2枚目のワークシートが選択されたのが、この状態です。

引数ReplaceにTrueを指定すると、選択済みのワークシートの選択状態を解除して、選択を行います。

Worksheets(2).Select Replace:=True

Worksheet.Selectメソッドの引数を指定していないときには、Replace:=Trueを指定されたときと同じ挙動をします。

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