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VBAでピボットテーブルのフィールドを削除する

動作検証バージョン：64bit Windows 10 Pro + 32bit Excel（バージョン2002 ビルド12527.20278 Microsoft Store）

ピボットテーブルの行ラベルや列ラベルにフィールドがたくさん並んでいるときに、フィールドをまとめて削除したいと感じることがあります。

このサイトのアクセスログでも、
「vba ピボットテーブル値フィールド削除」
「Excel VBA ピボットテーブルフィールドを外す」
「vba ピボットテーブルフィールドクリア」
といった検索キーワードを見かけます。

そんなときに使えるExcelマクロをご紹介しておきます。

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ピボットテーブルのフィールドを削除するサンプルマクロ

以下のSubプロシージャを実行すると、アクティブシート上の1つ目のピボットテーブルの全フィールドが削除されます。

Sub ピボットテーブルのフィールドを削除する()
　With ActiveSheet.PivotTables
　　If .Count = 0 Then Exit Sub
　　With .Item(1)
　　　Dim fld As PivotField
　　　For Each fld In .VisibleFields　' すべてのフィールドを削除
'　　　For Each fld In .PageFields　' レポートフィルターのみ削除
'　　　For Each fld In .RowFields　' 行ラベルのみ削除
'　　　For Each fld In .ColumnFields　' 列ラベルのみ削除
'　　　For Each fld In .PivotFields　' レポートフィルター・行ラベル・列ラベルを削除
'　　　For Each fld In .DataFields　' 値のみ削除
　　　　fld.Orientation = xlHidden
　　　Next
　　End With
　End With
End Sub

サンプルマクロで行っている処理

PivotFieldオブジェクトに用意されているOrientationプロパティに、定数xlHiddenを設定するとフィールドが削除できます。

どのフィールドを削除するかは、PivotFieldsコレクションを取得する際のプロパティを変更するのが便利そうです。

VisibleFieldsで
　　ピボットテーブルで使われている全PivotField
PageFieldsで
　　レポートフィルターのPivotField
RowFieldsで
　　行ラベルのPivotField
ColumnFieldsで
　　列ラベルのPivotField
PivotFieldsで
　　レポートフィルター・行ラベル・列ラベルで使われているPivotField
DataFieldsで
　　値で使われているPivotField
を単独のオブジェクトとして含むPivotFieldsコレクションを、それぞれ取得できます。

上記のコードでコメントアウトしてある行を、順番に非コメント化してテストしてみると各。

最終更新日時：2020-03-27 10:19

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