ネットワークプリンタなのになぜローカルプリンタ?
会社などでPCの設定をしているときなどに、
ネットワークプリンタの設定ってどうやるんでしたっけ?
という質問が出ることがあります。
ここで言うネットワークプリンタの設定とは、Windowsネットワーク上にあるプリンタの設定ではなく、プリントサーバと呼ばれる機器の接続されたプリンタに印刷するためのTCP/IPポート作成を必要とする設定の方です。
プリンタの追加ウィザードの表現がまぎらわしいために生じている疑問・質問です。
▼操作概要:ネットワークに直接接続されているプリンタを追加する
プリンタの追加ウィザードを起動
↓
設定するプリンタの種類を指定する画面で、[このコンピュータに接続されているローカルプリンタ]オプションボタンをOnにして[次へ]ボタンをクリック([プラグアンドプレイ対応プリンタを自動的に検出してインストールする]チェックはOff)
↓
ポートを指定する画面で、[新しいポートの作成]オプションボタンをOnに、[ポートの種類]欄から「Standard TCP/IP Port」を選択して[次へ]ボタンをクリック
↓
標準TCP/IPプリンタポートの追加ウィザードの指示に従いポートを追加
先の質問は、[このコンピュータに接続されているローカルプリンタ]オプションではなく、[ネットワーク プリンタ、またはほかのコンピュータに接続されているプリンタ]オプション側を選らんでしまったときに出てきます。
[ネットワーク プリンタ、またはほかのコンピュータに接続されているプリンタ]オプションを選んで先へ進んでしまうと、TCP/IPポート作成ができないために
「ネットワークプリンタの設定ってどうやるんでしたっけ?」
という質問になるわけです。
TCP/IPポート作成を必要とするネットワークプリンタの設定をするときは、[このコンピュータに接続されているローカルプリンタ]オプションを選びましょう。
ここで追加の疑問・質問が出てきます。
ネットワーク上にあるプリンタなのに、なぜ[このコンピュータに接続されているローカルプリンタ]オプションの方を選ぶのか?
という疑問です。
正確なことはこのプリンタの設定画面の設計者に聞かなければわかりませんが、私は以下のように納得しています。
[ネットワークプリンタ、またはほかのコンピュータに接続されているプリンタ]の「ネットワーク」というのは、ベタなTCP/IPレベルのネットワークではなく、Windowsネットワークのことを意味しているから。
Windowsマシンだけが接続されたネットワークを見ていると、つい忘れがちですがWindowsネットワークは、TCP/IPという広いネットワークの世界からすれば、特殊な方言を使っている地域のようなものです。(Windowsネットワークというのは、思いっきりはしょった説明をすれば、Windowsエクスプローラやフォルダウィンドウで、簡単にネットワーク接続することのできる世界です。)
[ネットワーク プリンタ、またはほかのコンピュータに接続されているプリンタ]オプションは、あくまでも既にWindowsネットワーク上に存在しているプリンタに接続するための設定だから、TCP/IPポートをローカルのマシン上に作成する場合は[このコンピュータに接続されているローカルプリンタ]を選択させる方がわかりやすいだろうと、プリンタ設定画面の設計者が考えたのじゃないかと、私は解釈しています。
現実的には、例えばWindowsマシンとUNIXマシンが混在しているような環境でNFSマウントしたり、あるいはActive Directoryドメインの構築などのネットワークについての経験や知識がない人にとっては、TCP/IPレベルのネットワークとWindowsネットワークの違いはわかりにくいわけで、TCP/IPポート作成が必要な場合にウィザードでローカルプリンタ側を選択して先へ進むのが、わかりやすいとは言えないと思いますが...。
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