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Excelで数字にカッコをつけて表示する

対象：Excel2002, Excel2003, Excel2007

「数字をカッコで括るとマイナスの数値になってしまうのですが・・？」
といった質問は、Excelをワープロ的に使っている方からいただく定番の質問の一つです。

例えば、箇条書きをの行頭文字を括弧で囲まれた数字にしようと考え、

(1)

と入力すると

-1

になります。

これは、Excelで括弧で括られた数字はマイナスの数値として扱われるようになっているためにおきる現象です。

その解決策としてこのサイトでは、セルの書式設定を文字列にしたり、入力時に「'」（シングルクォーテーション）を利用する方法をご紹介しています。

他にも解決方法があります。

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セルの書式設定で数値に対する指定を行っておいて、括弧は入力せず数字だけを入力して、表示は数字を括弧で括られた状態にする方法です。

▼操作手順：数字を括弧で括って表示する
ショートカットキー［Ctrl］＋［1］を押す
　↓
［セルの書式設定］ダイアログ−［表示形式］タブを選択
　↓
［分類］欄−［ユーザー定義］をクリック
　↓
［種類］欄に
　　(0)
または
　　(#)
と入力する
　↓
［セルの書式設定］ダイアログ−［OK］ボタンをクリック

ユーザー定義書式で、「(0)」または「(#)」と定義したセルでは数字を入力するだけで数字が括弧で括られるようになります。

「(0)」「(#)」の違いは、「0」（ゼロ）を入力したときにどうしたいかです。

「(0)」と定義したセルなら「0」を入力したときに「(0)」と表示されますが、「(#)」と定義したセルでは「()」という表示になります。

「0」と「#」の違いは、この件に関してだけいえることではなく、Excelのユーザー定義書式指定記号「0」と「#」の、基本といっていい仕様です。

このサイトでは「#,###と#,##0の違いは？」という記事をご紹介していますので、合わせてご参照ください。

最終更新日時：2023-08-17 10:49

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