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ネット株の心理学 (MYCOM新書)
小幡 績
毎日コミュニケーションズ
売り上げランキング: 54588
おすすめ度の平均: 4.0
3 行動ファイナンス入門
4 即効性は期待できないが・・・
4 投資スタイルがしっかりしてる本
4 長期投資の否定?
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株式投資・金融資産運用に興味を持っている方は、この5年ほどで相当増えたんだろうなぁ、と私は勝手に想像しています。

2008年5月にはこのサイト経由の人気書籍にシステムトレード関連本がランクインしていることなどから、このサイトをお読みの方の中でも株などに興味を持っている方は、少なくないでしょう。

金融資産運用にはいくつかの考え方がありますが、
「株式市場で個人が株をちょっとだけ買ったところで、企業にとってはまったく投資ではないのに、なぜ投資という言葉が使われているのだろう」
という疑問を以前から感じていました。

最近は、
「長期バリュー投資って、ウォーレン・バフェットだからこそできているものであって、多くの人には難しいのではないだろうか」
「株式市場での売買を、バリューに注目しているか、売買期間や心理などによって、投資と投機を区別しようとする人がいるけど、意味があることなんだろうか」
といった考えを持っています。

著者の考えすべてを受け入れられるということではありませんが、本書はそんな私に非常にしっくりくる一冊でした。

インデックス投資が物足りなかったり疑問を感じたり、長期保有にリスクを感じたりした方には、おすすめできる本だと感じます。

「本物の株式市場とは、株取引がゼロサムゲームであるという要素を内包していることを否定せず、そのゲームに負けないようにすべての投資家が思慮深く取引している市場です。」P.260
「この成熟した株式市場へ、日本の市場を一歩一歩前進させているのが、現在のネット株取引なのです。」P.262
という著者の言葉には、なんとも勇気づけられます。

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