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IF関数でやってしまいがちなミス−循環参照

対象:Excel97,Excel2000,Excel2002,Excel2003,Excel2007

IF関数に慣れていない方がついやってしまいがちなミスとして、不完全な論理式を立ててしまうことをご紹介しました。

他にもやってしまいがちなことはいろいろとあります。

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例えばB2セルに入力されたテストの得点が、80点以上のときに「合格」、80点未満のときに「不合格」とC2セルに表示させるのならば、
「=IF(B2>=80,"合格","不合格")」
といった計算式をC2セルに入力します。

これを
「=IF(C2>=80,"合格","不合格")」
とやってしまいがちなのです。

一見正しそうに見えますが、この計算式をC2セルに入力しているところが問題です。
▼IF関数でやってしまいがちなミス:循環参照
第1引数の論理式で、計算式を入力しているセルを条件判断をするセルとして参照してしまう

C2セルに入力している計算式の中で、「C2>=80」とC2セルを参照して、循環参照させてしまうミスです。

不完全な論理式の場合、[関数の引数]ダイアログで「正しくありません」という表示が行われますが、IF関数の第1引数:論理式の中で循環参照が発生している場合、[関数の引数]ダイアログでは特にエラーメッセージなどは表示されません。

ですが、計算式の入力を確定した段階で、Excel 2003ならば
「数式を計算できません。数式のセル参照は計算結果を参照(循環参照)しています。次のいずれかを実行してください。
・循環参照を解決する場合は[OK]をクリックします。[循環参照]ツールが表示されるので、ツールを使用して数式を修正します。
・循環参照の詳細については、[ヘルプ]ボタンをクリックしまs。
・数式をそのまま使用する場合は、[キャンセル]をクリックします。」
というメッセージが表示されます。

最近のパソコン初心者の方では、これだけ長いメッセージが表示されると、読んで理解しようという方はあまりいらっしゃらないのですが、パソコンを上達したいのならば、こういうものを少しずつ読むのに慣れていくしかないだろうな、と思っています。

このサイトでは循環参照について以下のようなネタをご紹介していますので、是非ご参照ください。
関連語句
条件関数

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