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毎月積み立てたときの受取額−FV関数

対象:Excel97,Excel2000,Excel2002,Excel2003

財務関数の中でわかりやすいFV関数についてご紹介してきました。

将来の価値(Future Value)を求めるのがFV関数の役割りで、
  • 預けた額が複利計算でいくらになるのか(a)
  • 積み立てをした場合はいくらになるのか(b)
  • 支払期日によって結果がどう変化するのか(c)
  • 1年間に複数回利息計算が行われるといくらになるのか(d)
を見てきたわけです。

次に理解すべきは、年に複数回の積み立てを行う場合です。

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(b)と(d)とを融合して考えれば、年に複数回積み立てをした場合の、将来の受取額を求めることができます。

▼操作方法:積立預金・積立貯金の受取額を計算する
※B2セルに利率、B3セルに期間、B4セルに積立額(定期支払額)、B5セルに1年間の積立回数が入力されているときに、B6セルに将来の受取額(将来価値)を計算する例

B6セルに
「=FV(B2/B5,B3*B5,B4)」
という計算式を入力する

上記の場合に、B5セルが「12」であれば1年間に12回の定期積立=毎月積立を行った場合の受取額が計算されます。

1年間に複数回利息計算が行われるといくらになるのか(d)という計算と同様に、第1引数には年利率を積立回数で割り算を行った値を指定しています。(「B2/B5」の部分)

第2引数の期間には積立回数を指定するため、期間に回数を掛けた値を指定しています。(「B3*B5」の部分)

▼サンプルファイル(002378.xls 18KByte)ダウンロード

サンプルファイルでは、B5:D5セルに1年間の積立て回数をいろいろ指定しています。それぞれどのような受取額となるかをご確認ください。

積み立てを期首に行うのか期末に行うのかによって、将来の受取額は異なる(c)ことをご確認いただきましたが、年に複数回の積立てを行う場合も結果は異なってきます。

B6:D6セルには期末に積み立てる計算式、B7:D7セルには期首に積み立てる計算式をそれぞれ入力してあります。結果がどう変化してくるのかを合わせてご確認ください。

関連語句
福利の受取額を求める

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