実務ではすべての文書作成をExcelで行うという方が少なくありません。
本来、紙文書の作成には、ExcelよりもWordが適しているはずなのですが、キッチリした紙文書を作成することを目的としているがゆえに、Wordを使いにくいと感じるシーンも実務では少なくないためだと私は思っています。
仕上がりの紙のサイズ・レイアウト・フォントサイズ等がキッチリ決まっている場合には、Wordの方が向いているのですが、実務ではとりあえず文章・図・表を作成して、あとから用紙サイズ等を決めるなんていうことも少なくありません。こんな使い方にはExcelの方が便利です。
Wordの場合、はじめから印刷のことを考えて文書を作成していかなければいけませんが、Excelでは、とりあえず文書を作成し後から印刷のことを考える方が一般的です。
Wordならば改ページ位置も文書作成時にしっかり意識しておく必要がありますが、Excelではあとから自由に改ページ位置を決めることも簡単です。
Excelでは、メニュー［挿入］−［改ページ］をクリックすることで改ページを挿入することができますが、その改ページの挿入について、
「アクティブセルのどこに改ページが挿入されるのか、すぐ忘れてしまうのですが、何かいい覚え方はないでしょうか？」
というご質問をいただいたことがあります。
ウィンドウ枠の固定と同様
改ページもアクティブセルの左上に挿入される
ウィンドウ枠の固定では、アクティブセルの左上で固定が実行されますが、改ページでもアクティブセルの左上に挿入が行われます。
一般的にウィンドウ枠の固定が左上で行われることの方は、スムーズに覚えられる方が少なくないようですから、そのウィンドウ枠の固定と同じと考えれば、改ページがどこに挿入するかも覚えられるんじゃないかと思います。いかがでしょう。
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