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対象:Windows全般

以前、「~」(チルダ)の入力についてご紹介しました。

チルダと似た件で
「半角のバックスラッシュはどうやったら入力できるのでしょう?」
「キーボードでひらがなの「ろ」が表示されているキーに入力されている記号は入力できないのでしょうか?」
という質問をいただくこともあります。

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バックスラッシュの入力方法

バックスラッシュというのは「\」(逆向きのスラッシュ)で、これの半角版を入力するにはどうすればいいのか?というご質問です。
▼操作手順:半角のバックスラッシュを入力する
※「Arial」フォントを使って入力する例
フォントを「Arial」に設定
 ↓
日本語入力(IME)が、Offの状態でキーボードの「ろ」キーを押す

バックスラッシュの入力は、文字コードとフォントの関係によって生じている問題です。

「005C」というコードを欧文フォント(英数字用フォント)では半角の「\」という形で表示させていますが、和文フォント(日本語用フォント)では半角の「¥」という形で表示させることにしてしまったので、和文フォントを使うかぎり半角のバックスラッシュを入力できないのです。

そのため↑ではフォントに代表的な欧文フォント「Arial」を指定することで、半角のバックスラッシュを表示させています。

フォントによってバックスラッシュが入力できたり、できなかったりする

(文字コードとフォントの話はなかなか難しいのですが、)コンピュータの内部では何でも数字で扱っています。

例えば、
人間が「A」と入力したものをコンピュータは「A」という文字として認識しているわけではなく、「65」といった数字(文字コード)で認識していて、それを画面に表示したり印刷するときに、たまたま「A」という形にしているだけなのです。

そして、コンピュータが内部で認識している数字(文字コード)を、どんな形で表示するかはフォントによって異なっています。

「005C」のフォントによる違い

例えば、半角バックスラッシュや半角円記号を表す「005C」という同じ文字コードを、Windowsで標準的にインストールされているいくつかのフォントで表示させてみると、以下のような状態となります。(WindowsのIE以外の環境では正しく表示されない可能性があります。)

フォント名表示結果
Arial\
Courier New\
Times New Roman\
Symbol\
Wingdings\
MS 明朝\
MS ゴシック\

もっとも極端な例が、「Symbol」フォントと「Wingdings」フォントでしょう。バックスラッシュとも円記号ともまったく違う形状で表示されます。

同じ文字コードであっても、フォントによって表示される形状は異なるということをご理解ください。

欧文フォントを指定できなければバックスラッシュを入力・表示できない

ですから、
半角バックスラッシュを日本語環境で入力・表示させるためには、まずフォントの指定ができるソフトである必要があります。欧文フォントを指定できないソフトでは、半角バックスラッシュを入力・表示させることはできません。

フォントを指定できる例として、ここではフォントに「Arial」を指定する方法をご紹介していますが、他の多くの欧文フォントでも半角バックスラッシュを入力・表示できます。

[文字コード表]を起動して、大文字「Z」の2つ後ろにある「\」という文字に注意しながら、[フォント]コンボボックスでフォントを変更すると、円記号になったり、バックスラッシュになったり、まったく違う形状になったりしますから、どのフォントで半角バックスラッシュとなるのかを知ることができます。

([文字コード表]はWidows XPの場合、[スタート]ボタン−[すべてのプログラム]−[アクセサリ]−[システムツール]−[文字コード表]をクリックすると起動できます。)

と、ここでは大原則をご説明しましたが、実は個別のソフトで問題の生じるものもあるので、それについては別途近日中にご紹介いたします。

関連語句
バックスラッシュの入力, バックスラッシュの出し方

最終更新日時:2019-01-13 05:59

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