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Webプログラマのための目的別PHPハンドブック

Web関連
Webプログラマのための目的別PHPハンドブック
伊藤 博康
エーアイ出版 (2002/06)
売り上げランキング: 3,752
通常24時間以内に発送します。
おすすめ度の平均: 5
5 一番分かりやすい
5 Webアプリケーションを習得したい人にお勧めです
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数年前まで、UNIX系のWebサーバー上で何らかのプログラム的処理をするには、PerlによるCGIを使うというのが当たり前でした。それがここ数年でPHPがかなり広がってきたな、という印象を持っています。
サーバー管理者サイドからすれば、サーバー負荷がCGIより軽いというのがメリットとしてあげられるようですが、Webを作成する側からはそれよりも、コーディングが簡単というのが大きなメリットだと思います。
PHPが流行っている中で、PHP関連の入門書籍も増えてきているわけですが、何故かイイと感じる初心者向け書籍が少ないなと感じています。

本書は私がおすすめできる数少ないPHPの初心者向け参考書です。

イイなと感じた理由としては、
1.サンプルソースが適切
2.リファレンスが適量
3.DB関連の記述が多くない
といった点があげられます。

Webでプログラム的処理が必要なのは、サイト訪問者から何らかのデータを受け取りたいというのがもっとも大きな理由だと私は考えています。本書はプログラム入門書のはじめの方にありがちな「Hello Wordl」を表示させましょう、などという無意味なサンプルは掲載せず、フォームで入力されたデータを受け取るためのサンプルから記述されていて、極めて実用的だと感じました。

入門書はサンプルソースを主体に記述されているのがイイと思うのですが、リファレンス的記述が全く無しでいいわけもなく、最低限の文法についての記述は必要だと考えています。本書は3/4程度をサンプルソースの解説に費やし、初心者にとって多すぎでも少なすぎでもない適量のリファレンスを後半に掲載しているという点で好感を持っています。

また、最近のPHP関連入門書の特徴だと私は感じているのですが、MySQLやPostgreSQLなどの、RDBMS関連の記述にかなりのページ数を割いているものが少なくありません。実用的な書籍を目指した結果だとは思うのですが、入門者の多くがリレーショナルデータベースをゴリゴリ使うとも思えず、本格的にRDBMSを使うのならば結局その勉強も相当量必要になるわけですから、PHPの入門書では接続方法や処理の概略説明程度に済ませて、本格的なRDBMS利用については別の書籍に任せる方がいいんじゃないかと考えています。その意味で本書のRDBMS関連の記述は適量に感じます。


Amazonでの評判もかなりいいようです。
欲を言えば、テキストファイルをDBとして使う方法について、あと一つか二つサンプルソースが掲載されていると更に良かったんじゃないかとは思いますが、これからPHPを勉強しようという方には、おすすめの一冊です。

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